日記

2023-08-23 10:00:00

苦手な食材

お客様には予め、

苦手な食材を、お伺いしてから料理を提供します。

もちろん、可能な限り対応します。

 

昔々、

僕も、好き嫌いが多い方で

初めてパクチーを食べた時、口から吐き出しました。

椎茸、トマト、ゴーヤも、食べれるが、美味しいとも思えなかった。

お肉の脂は、脂のサシだらけの霜降り肉が大好物だったのに、今は赤身の肉が好き。

年齢、生活環境、健康状態等々で、食、味の好みが変化していきます。

もちろん好む、好まないはありますが、今は何でも食べれます。

多くは、子供のころに食べた不味かった記憶、

初めて食べた時、口に合わなくてそれからの苦手意識、

理由は色々。

味の感じ方、身体が欲する食材、好みは年齢ともに変化していきます。

食材自体も、流通の進歩や、品種改良等で、味や品質も昔とは大違いです。

お連れのお客様に促されて、チャレンジして食べてみたら、全然大丈夫だった

美味しい。

苦手な食材を食べれたこと、新しい味の発見に嬉しそう。

そんなお客様が結構多いです。

コック冥利につきる・・・です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023-07-30 22:00:00

医食同源

中国数千年の歴史、食に対する考え方、

医食同源

実は、50年ほど前に日本人が言い出した造語。

元は薬食同源。

薬膳、漢方の基本の考え。

薬と食とは源は同じ、すべての食物には薬と同じような効能があり、

間違った食事をすると病を起こすもととなり、

反対に体によい食材は健康を保つためには欠かせないという考え方。

日本人が、身近に、なじみやすく、簡単にしたのが医食同源。

豆知識。

夏の暑い時期が旬の食材は、体を冷やす効果があり、

(胡瓜、冬瓜、スイカ、茄子等々)

冬の寒い時期が旬の食材は、体を温める。

(根野菜系)

自然の力、旬の食物ってすごいですね。

中国人、香港人のコックさんは確かに、普通に食材の効能を知ってました。

風邪で熱っぽいと、蒸しスープを作ってくれて、スープの具材の何が熱を冷ますとか、

これは喉に良いとか。

当たり前に、子供のころから、家庭の食事から覚える文化なんでしょうね。

中国料理は油っこい、頻繁に食べてると体に悪そうなイメージでしょうが、

実は日本より、香港の方が長寿、平均寿命が長い。

日本が世界一じゃない、何年も香港が世界一でした。

香港は国じゃなく中国の特別行政区なので、ランキングから消されましたけど。

意外ですね、日本、和食が最強だと思ってましたよね。

でも違ったんです。

うちのお客様、ご高齢の方、体調を最近まで崩してた方、

食欲が落ちて、あまり食べれない、

不思議と僕の料理は食べれると言って下さる方が結構いらっしゃいます。

別に無理に油抜いたり、減らしたりもしてません。

旬を意識し、食材にこだわり、手を抜かず調理してるだけです。

そうすれば、自然に、

医食同源。

 

 

 

 

 

 

2023-07-27 09:43:00

中国料理に目覚めた一品

仲の良い友達が中華料理屋で働いてて、

誘われて入った料理の世界、18歳。

料理人になりたかった訳でもなく、

友達と一緒に働けば、毎日遊べて楽しいだろうという、不純な動機。

なんとなく、調理師見習。

20歳でその店を辞めて、次は通勤が便利だというだけで入った中国料理店。

そこの料理長が台湾人で小さな四川料理のお店だった。

賄いで作ってくれた 「魚香茄子」

わかりやすく言えばマーボー茄子

衝撃でした。

食べたことない味、

甘くて辛くて酸っぱくて、それぞれの味覚を刺激、そのバランス、

なんじゃこりゃ~!!

それからは、本屋探しては料理の本を買いあさる。

当時の僕は、料理の基本、と言うか基本の基すらわからない。

本を見てもなんのこっちゃ解らない。

綺麗な宴会料理の写真がいっぱい。

いつか僕もこんな料理が作れるようになりたい・・

なんでも作れるようになれるんだろうか・・

そんなきっかけの料理が

魚香茄子

台湾人料理長には、すっごくかわいがってもらいました。

なんでも教えてくれましたけど、日本語が喋れない為、

当時の僕には理解できなかった・・

1年ほどで、料理長は台湾に帰らなければならない事情があり、

店のオーナーに、僕を台湾に一緒に連れていく、

台湾で料理の勉強させてあげたいと言ってくれたことが

今でも僕の大きな支えになってます。

 王さん、ありがとうございました。

魚香茄子

店のメニューには無いですが、

茄子が店にある時は提供可能です。

 

 

 

 

 

 

2023-07-26 10:00:00

広東鍋、四川上海鍋、北京鍋

中華鍋のちょっとした違い。

フライパンの片側から柄が伸びた片手鍋の(北京鍋)

柄がある為初心者でも扱いやすいかな? 家庭でも扱いやすい。

フライパンの両側に持ち手が付いた両手鍋(広東、上海、四川鍋)

広東鍋、鍋底浅くてデカい

上海四川鍋は、広東鍋より深めで少し小ぶり

両手鍋は持ち方にちょっとしたコツがいる。

使い慣れた鍋なら、どれ使ってもいいんですけどね。

店で使っているのは広東鍋、直径45㎝で得に鍋底が浅いの選んでます。

その鍋一つで、スープ、炒め物、揚げ物、煮込み料理、なんでも作ります。

蒸し物は蒸し器ですけど・・

 

 

 

 

 

 

 

2023-07-04 11:00:00

どこの料理?とよく聞かれます

お客様に、よく聞かれます。

広東(香港)料理がベースです。

広東料理の特色は、

海あり、山あり、新鮮な食材が豊富。

新鮮な食材が手に入りやすい為、食材を生かす料理、調理法。

日本料理と考え方が近いかと思います。

中華の油っこいイメージが覆った、あっさりしてるとよく言われます。

油を無理して減らして調理したり、

アレンジしてるわけでもないです。

 

あと、調理器具、

広東鍋を使っているので、ベースは広東料理だとお答えしてます。

中華鍋にも色々違いがあるのですが、

それはまた後日・・。

 

 

 

 

 

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